今年も各社から新製品が出ますね!
ダイワのソルティガやルビアス、シマノのツインパワーなどなど、話題になってますが、そんな中、ダイワのハードロックフィッシュ用のリールもモデルチェンジしました。あまり話題になってないですが(笑)。
HRF PE スペシャルです。
ダイワのロックフィッシュ専用リールとしては、上位機種としてソニックスピードがあって、私も愛用しています。
新型HRF PE スペシャルとソニックスピードの違いが気になったので比較してみました。
●ベースモデル
・ソニックスピード → 18 ジリオン TW HD
・20 HRF PE スペシャル → 19 タトゥーラTW
ソニックスピードのほうが、より頑丈でヘビーユースを想定していますね。
●スプール径
・ソニックスピード → φ36 スピードシャフト方式
・20 HRF PE スペシャル → φ34 通常シャフト
20 HRF PE スペシャルのほうが小口径で軽いルアーも投げやすそうです。いっぽう、ソニックスピードはスピードシャフト方式なので剛性と巻き上げ力があります。
●フレーム
・ソニックスピード → スーパーメタルハウジング
・20 HRF PE スペシャル → スーパーメタルフレーム&サイドプレート(ギア側)
20 HRF PE スペシャルはメインフレーム、ギア側プレートの2箇所が金属。ソニックスピードはメインフレーム、ギア側プレート、ギア逆側プレート(セットプレート)の3箇所が金属。スピードシャフトとの組み合わせでとにかく巻き上げ力が強いのが特徴です。
●ブレーキシステム
・ソニックスピード → マグフォースZ PE
・20 HRF PE スペシャル → マグフォースZ PE ロングディスタンスチューン
20 HRF PE スペシャルはより遠投できるロングディスタンスチューンです。φ34スプールとあいまって、軽いルアーもバックラッシュなしで投げられそう。
●ボールベアリング
・ソニックスピード → 10/1 オールCRBB(防錆)+マグシールド
・20 HRF PE スペシャル → 7/1 防錆?
20 HRF PE スペシャルは防錆かどうか不明です。ダイワのサイトには特に記載ないですね。
●ドラグ
・ソニックスピード → UTD
・20 HRF PE スペシャル → ATD
20 HRF PE スペシャルの方がより滑らかなATDを採用。ただし、かけた後にゴリ巻きが基本のハードロックフィッシュではドラグをしめてファイトすることがほとんどなので、ソニックスピードは滑りにくさを優先して、あえてUTDなのだそうです。
●レベルワインド
・ソニックスピード → TWS
・20 HRF PE スペシャル → TWS+ハイスピードレベルワインド
ベイトリールでPEを使っているとき「ふかふか巻き」はトラブルの元になりやすいですが、20 HRF PE スペシャルのハイスピードレベルワインドは軽減できるようです。ソニックスピードもレベルワインドの動きとスピードをPE用にチューンしてあるんですが、それに名前を付けたのが「ハイスピードレベルワインド」なのかな?
●ギア比/巻き取り長
・ソニックスピード → 9.1/102センチ
・20 HRF PE スペシャル → 8.1/86センチ
2019年12月に発売されたギア比10.0のジリオン10が巻き取り106センチ。次のソニックスピードのベースモデルになる?
●重量
・ソニックスピード → 230グラム
・20 HRF PE スペシャル → 195グラム
総合してみると、20 HRF PE スペシャルは軽くて扱いやすく、ライトロックからハードロックまで。ソニックスピードは頑丈さと巻き上げ力でガチハードロック対応リール。といった感じです。